この季節を待っていた!

野鳥、虫などの生き物を。タカの渡りが好きです。岐阜県とか愛知県とか。


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奄美大島遠征記(6日目) ~大当たりの夜~ 2017.3.20

さて、長かった奄美遠征も丸一日使えるのはこの日が最後。
これまで何回も言った通り、鳥に関してはかなりの成果だったが、まだいまいち両爬(特にヘビ)を堪能していない。僕はこれまで3月の奄美に3回来て、ヘビをたくさん見た!という日は一度もなかったので期待はしていなかったが、気持ちに余裕があるのと、丁度夜も気温が20度程度で下がらず雨の予報ということで、夜の探索に備えることになった。つまり一緒に来た友人二人は朝遅くまで寝ているということ(笑)

それでも宿泊場所の周りでいろんな鳥が見れるので、二人が寝ている間、主にイワミセキレイを狙ってうろうろしていた。小雨の降る中だったが、やっとまともにルリカケスを撮ることができたり、羽干し中のサシバがいたり、警戒心が強かったイワミセキレイも何故かこの日は大サービスで、時間つぶしには思えないほど良い時間だった。


ルリカケス Garrulus lidthi
↓太陽が当たると色がよくわからなくなってしまうのでこういう条件で撮れるのはありがたい。とても美しいことが伝わると思う。

サシバ Butastur indicus
↓羽干し中。近くに水場のような場所があり、そこに来るカエル等を狙っているみたい。

イワミセキレイ Dendronanthus indicus
↓気づかずに近づいて驚かせてしまったため、木に飛び上がった。枝の上を器用に歩いたりする。

↓珍しく明るい芝生の広場に出てきてくれた。これも曇で暗かったおかげ?

↓姿勢を低くしていたら目の前に。

↓蛾の幼虫?か何かを捕えて食べていた。

以上 Canon EOS7D mark2 × CanonEF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM


そうこうしているとやっと二人が起きてきて、周辺を散策。雨の予報だったが、急に太陽が出てきたので「キノボリトカゲを探しに行こう!!!」と過去に見つけて撮りやすかったポイントに急行して探すも全然見つからず。それでも暑かったためオカヤドカリが活動しており、かわいい姿を写真に収めることができた。その近くの電柱にはサシバも。外を歩いていたので警戒されて脱糞、その後飛んで行った。キノボリトカゲ、何故見つからなかったのだろう・・・?


オカヤドカリの仲間
↓かわいい。近くを通ると背負っている貝殻の中に引っ込むけれど、待っていたらすぐに出てくる。

サシバ Butastur indicus
↓糞をしたのは飛び去る前の行動。案の定飛んで行った。電柱に糞の跡があるのでお気に入りの場所のようだ。

以上 Canon EOS7D mark2 × CanonEF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM


キノボリトカゲが見つからなかったのでどうしようか考えていたら、ヤツガシラ出現の一方が。なんとこれも宿泊場所の近く。しっかり見ておけばよかった・・・。他に行くところもないし、島内にいる学生が集まりそうだったのでその場所へ戻ることに。

で、戻って探すのだが見つからない。一度諦めかけて、再度飛んで行ったと報告を受けた先を探したらとっても遠い場所で採餌中のヤツガシラを無事発見した!見ていると学生のレンタカー3台ほどがぞろぞろと到着。ヤツガシラは遠かったけど大人数がスコープでじっくり見る分にはOK。冠羽を広げた時に皆が食い入るように見ていたのが印象的だった。とりあえず集まった皆には挨拶できたのでお別れ。短い間だったけどありがとうございました!


アマミシリケンイモリ Cynops ensicauda ensicauda
↓ヤツガシラを探していたら足元にいた。踏まれるなよ~。

ヤツガシラ Upupa epops
↓遠い!トリミングしてもこんな大きさ(笑)

以上 Canon EOS7D mark2 × CanonEF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM


既に夕方だったので夜ご飯を食べに移動。目的にしていた場所が休みだったためもう一足伸ばしていつものお店に行った(笑)。その道中、道端に倒れている鳥を発見。あー車にはねられたな、と思いつつ安全な場所に駐車し見に行ってみるとサシバが倒れていた。ほぼ瀕死だったが、まだ息があって痛々しい。動かすと痛みを感じるはずだが、このままここに置いておくのは危ないので、ビニール袋でつかんで少し離れた草むらに移動させておいた。車を運転する以上、急に飛び出してきた動物をはねるのは致し方ない部分もあるのかもしれないが(実際車の真横にぶつかって死ぬ例もある)、できるだけ気をつけて運転することを心がけてほしい。

サシバ Butastur indicus

以上CanonEOS70D × Canon EF–S18–55mm IS


夜ご飯を食べてからは夜の部。いよいよ最後の夜探となる。雨も断続的に降り続いており、気温も高かったため期待して開始。最初は今回の奄美で初めてイシカワガエルを見つけたポイントへ。入口で早速アカマタが相手をしてくれたが、その後はハナサキガエルが大量、オットンガエルがぽつぽつ出るのみで案外低調だった。眠かったのでその後に備えて寝ていたりした。

次の場所に移動する際も友人に運転を任せすやすや。道中、車に轢かれたハブを二回見つけており、その時には起きたものの記憶が定かではない程度には寝ていた(笑)

次の場所は夜行くのは初めての場所で、少し危ないだろうということで自分が途中で交代。とんでもない雨に見舞われたりしたが、到着して探索するころには小ぶりになっており、状況としてはかなり良い。案の定この場所は大当たりで、ハナサキガエル、オットンガエル、イシカワガエルは次々に出てくる。林道を横切る大きなハブも確認。なんとか写真も撮ることができた。その次は道路の真ん中にガラスヒバァ、ラストは友人が道路脇で見つけたリュウキュウアオヘビ!有終の美というにふさわしい素晴らしい成果だった!


アカマタ Dinodon semicarinatum
↓綺麗なヘビ。また友人が触ったので臭くなった(笑)

オットンガエル Babina subaspera
↓いつも通りでかい。

アマミイシカワガエル Odorrana splendida
↓やはり沢沿いに多い。沢を横切るたびにピョー!と鳴き声が聞こえた。

↓ハナサキガエルと一緒に。

ハブ Protobothrops flavoviridis
↓他のヘビとは風格がちがう。でかい。模様もきれい。恐れられているけど、出会うのには割と苦労する。さすがに怖くて車から出ることはしなかった(笑)

ガラスヒバァ Amphiesma pryeri
↓先日は一瞬だったけど今回は相手をしてくれた。有毒なので気を付けつつ。

リュウキュウアオヘビ Cycophiops semicarinatus
↓この日の夜の目玉!友人が見つけてくれた。思っていたよりかなりきれいなヘビで感動。。。

↓縞があるタイプの個体だった。

以上CanonEOS70D × Canon EF–S18–55mm IS


というわけで大興奮で夜の探索を終えることができた。ここまでヘビが見れたのは初めてで最高の夜だった。結局夜中の三時くらいまでかかってしまったが、写真を見てしばらくにやにやしていたのは言うまでもない。夏にも是非来てみたい…!

さて、この日食べた美味しいものは・・・


↓タンカンソフトとすももソフト。柔らかめで急いで食べた(笑)。僕はタンカンソフトを食べた。程よい酸味が美味しいソフトクリームだった!奄美はあんまりこういうものを食べることができる場所がないので是非お試しあれ~!

↓島豆腐屋の週替わり定食。湯葉の中華風春巻きだった。美味い。これが700円はお得。

以上CanonEOS70D × Canon EF–S18–55mm IS


翌日は昼には飛行機で戻るので朝のちょっとした時間のみの話だが、ちょっとは書くことがあるので最終日へ続く!


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奄美大島遠征記(4日目) ~雨降りと囀るオオトラツグミ~ 2017.3.18

記事を書いていると「奄美楽しかったなあ」としみじみ思う…笑

さて、奄美も4日目。この日は朝から雨。雨だと夜のカエルやヘビが期待できるが、昼の行動はやはり限られるためテンションが上がらない。夜だけ都合よく雨が降ってくれたりしたらいいのだけど。

ゆっくりめに宿を出て、道中鳥を探しながら雨の中の金作原の散策へ。雨だからあんまり写真は撮らないかなあと思っていたけど結構多くなってしまった。


ズアカアオバト Treron formosae
↓林道沿いの桜で佇んでいた。翼の色が紫がかっている方が♂。

ルリカケス Garrulus lidthi
↓道端で何かを突いていた。喉の模様がとても好き。

以上 Canon EOS7D mark2 × CanonEF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM


というわけで遅れながらも金作原へ到着。峠に車を停めて、カッパを着て歩いて往復することに。イボイモリやらがいないかなと探したけどおらず、有名なヒカゲヘゴを眺めていた。


↓ヒカゲヘゴをはじめとするシダがたくさん。シダ好きの人にとってはたまらない場所なのだろうか?笑



↓マングース用の罠も見かけた。

アマミシリケンイモリ Cynops ensicauda
↓道沿いの水たまりに複数。顔を出していた個体を撮影。

金作原であわよくばオオトラツグミが見れないかと思っていたけどそんなに甘くはなかった(笑)


金作原から降りてきても雨が相変わらず強めに降っているので、外で活動するのをあきらめて奄美海洋展示館を見に行くことに。4回も奄美に来ているのに初めて行く場所(笑)。途中で少し鳥を撮ったりしていたけど、短時間の割にはサシバ、ホオジロハクセキレイ、チョウゲンボウ、ライファーのヒメアマツバメなど良い成果だった。


サシバ Butastur indicus
↓「止まれ」の看板に見事に止まっていた(笑)

↓何回か何かを狙って下の草むらに降りていた。看板から降りて電線に戻ったところ。

ヒメアマツバメ Apus nipalensis
↓サシバを見ていた時に上空に群れが現れた。燕尾は浅く、お腹は黒く、ブーメラン型。鳥見も15年目にしてやっと見ることができた!

タヒバリ Anthus spinoletta
↓芝生に珍しくタヒバリがいた。3月の奄美ではタヒバリよりムネアカタヒバリを見る機会の方が多い。離島ということで他のタヒバリ系かも!?と思ったけどタヒバリ。

チョウゲンボウ Falco tinnunculus
↓2日目に見たのと同じ個体。道路で何か食べていた。ミミズだった。ミミズ食べるんだね。

↓この個体は愛想が良い。

亜種ホオジロハクセキレイ Motacilla alba leucopsis
↓今日もいた。かわいい。

以上 Canon EOS7D mark2 × CanonEF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM


鳥で案外時間を食ってしまったので、遅れながらも奄美海洋展示館へ。こじんまりとした水族館だけど、500円でいろいろ見れるのでお得だと思う。館内の案内表示にいらすとやのフリー素材が使ってあったのには笑ってしまった(笑)


↓入って最初にある大きな水槽。この水族館はアオウミガメが売りらしい。

↓餌のキャベツをあげることができる。ちょっと奥に投げると魚に取られる(笑)

↓個人的に面白かったのはコバンザメ。こんな風に壁に張り付いていた。

↓くっつくところがどうなっているのかも見ることができた。

結局2時間くらいは見てしまった!ウミガメの手拭いが600円と安かったので購入。良い時間つぶしになった。

以上 CanonEOS70D × Canon EF–S18–55mm IS


雨は小雨になっており、止む予報だったが、地面は濡れているので夜の生き物も期待できるということで早めに夜ご飯を食べて夜に備えることにした。移動するとオオトラツグミがまた鳴いているのが聞こえる。しかも結構近い。前日のように探せば見えるんじゃないか!?と思って探したらまたすぐにみつけてしまった!!!


亜種オオトラツグミ Zoothera dauma amami
↓前日と同じパターンで、枯れ木の天辺で囀っていた。しっかりと口が開いているのがわかる。こういう場所で囀っているみたい。長時間囀っていてくれたので、スコープでもじっくり見ることができた。ちゃんとトラツグミの模様をした鳥が「キョロロン、キョロンツィー」と囀っていた!

ここ5年でかなり増えているオオトラツグミだが、まだまだ確実に姿を見ることができる鳥ではないと思っていた。偶然姿を見ることは増えてきているようで、前回奄美に来た時も林道で餌を探している個体を偶然見ることができた。おそらく姿を見たことがある人は結構いるだろう。

しかし囀っているオオトラツグミを見たことがある人はそういないのではないだろうか?写真もそうはないだろう。5年前に調査に参加してからここまで見やすくなるとは思っておらず、この光景を見て鳥肌が立った。今後、オオトラツグミが狙って見れる鳥になる日も近いかもしれない。

以上 Canon EOS7D mark2 × CanonEF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM


さて、ご飯を食べて満足したところで夜の部へ。僕自身は初めての場所に案内して連れて行ってもらうことに。まだ地面は濡れていて、案の定カエルだらけ。これはハナサキ、オットン、イシカワの奄美三大カエルが見られるのでは?と期待して進む。


アマミハナサキガエル Odorrana amamiensis
↓大量にいた。面白いので数を数えると、この道だけで丁度100頭を数えた!!何度も同行者に車から降りて脇に追いやってもらったのでそれでだいぶ時間を食ったと思う(笑)。

↓こちらもアマミハナサキ。緑色が綺麗に出ている個体。ハナサキの体色は個体変異が大きく、緑色の個体は期待しているイシカワガエルとよく間違えた。

オットンガエル Babina subaspera
↓道路脇で佇んでいた。オットンガエルはこの時期だとなぜかまったく見ない年もあったので、安定的に見られるわけではないと思っているのだがどうなんだろう?

↓僕の足と比べるとこんな感じの大きさ。でかい。オットンガエルはこの道で4頭を数えた。

アマミイシカワガエル Odorrana splendida
↓ついに出会えた!道路の真ん中に鎮座していた。非常に美しいカエル。毎年見れているけど、いつもハナサキ、オットン、イシカワの順で見つけるのでこれを見つけるとやっぱりうれしくなってしまう。そんなわけで興奮して撮影していた。沢が近い場所ではぴょー!という本種の声がよく聞こえた。イシカワはこの1頭のみだった。

ヘビももうちょっと見られると思っていたがいまいち。ガラスヒバァとヒメハブをちょろっと見た。

ガラスヒバァ Amphiesma pryeri
↓横断中の個体に出くわした。全然止まってくれず、すぐに森に逃げ込んでしまったのでこんな写真しか撮れず。

ヒメハブ Ovophis okinavensis
↓奄美のヘビの中では一番の普通種。ツチノコみたいな体型をしている。本州にいたらツチノコって名前がついていただろうか(笑)

以上CanonEOS70D × Canon EF–S18–55mm IS


その他、リュウキュウコノハズクを割とじっくり見ることができた。予想以上に長い道で疲れる場所だった。
宿に帰るまでは運転を代わってもらうことに…zzz

というわけで目が覚めた時には同行者が何かを見つけた時だった。その正体はハブ。本ハブです。完全に逃げモードだったようですぐに行ってしまったけれど、同行者はきれいなハブの模様を見て満足そうだった。で、またうとうと・・・

目を開けたら道路の真ん中にアマミヤマシギが降りていた。
イシカワガエルも二頭目撃。さっきまで必死に探していたのはなんだったのか…
宿に戻るとリュウキュウカジカガエルが壁に張り付いていた。道路に出るやつはすぐに飛んでいくのでこっちをゆっくり撮影。


アマミヤマシギ Scolopax mira
↓車のライトに照らされて。割とお気に入りの写真。

以上 Canon EOS7D mark2 × CanonEF100-400mmF4.5-5.6L IS II USM

アマミイシカワガエル Odorrana splendida

リュウキュウカジカガエル Buergeria japonica
↓宿の壁に張り付いていた。灯りに集まった虫を狙っていたのかな。

以上CanonEOS70D × Canon EF–S18–55mm IS


というわけで本日はここまで。天気が悪いなりに楽しめた一日だった!

本日のご飯は湯葉丼。700円で湯葉をたらふく食べられる幸せなメニュー。

ビンゴも埋まってきました!


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奄美大島5日目 オオトラツグミ調査と奄美三大ガエル 2015.3.15

この日はオオトラツグミ調査本番ということで2時頃起床。眠い。

しかも結構な雨。どうなることやら・・・

 

集合場所について、各々散ってゆきます。

僕は初めてダート林道の奥まで入れるということでわくわくしていましたが、

車で連れて行ってくださる方が寝坊!笑

予定を50分遅れて出発!ぶっとばしてました笑

やっと林道の入口についたと思ったらそこから7kmダート!笑

ものすごく揺られていました笑

 

それでもなんとか調査開始時間には間に合い一安心。

天気も小雨になってくれました。

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こんな感じの林道2kmを一時間で往復するので結構早歩き。

オオトラツグミの声も聴け、無事終了。お疲れ様でした。

 

この日は一日雨だったので、日中の散策はほどほどにして、夜の徘徊に備えました。

夜はまずオオトラツグミ調査の参加者の懇親会に参加。今年もいろいろなお話をお聞きできました!

奄美のみなさん、ありがとうございました。

 

というわけでぶっとんで夜の散策です!

気温が高い&雨(この時も強く降ってましたが)で、これまで見れていなかった両生爬虫類が期待できます!

とりあえずはアマミハナサキガエル、オットンガエル、アマミイシカワガエル(勝手に奄美三大ガエルと呼びます)を目標に頑張ります。

3種とも大人の握りこぶしくらい~それよりちょっとでかい?くらいの大きさのカエルです。

 

まず最初に出会ったのはおなじみヒメハブ

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ヒメハブは普通に見ることができます。ずんぐりしてますがまあ普通ににょろにょろ動く。

 

続いてアマミハナサキガエル!

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この体勢でよく逃げないでいてくれたものだ

この日は僕史上最高にハナサキガエルが多く、やたら見かけました。

ちゃんと数えたら50匹以上は数えられたと思います。

 

先行車がヘビを発見したので車から降りて確認!

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初見のガラスヒバァでした!模様がきれいです。

3月の奄美はまだ少し気温が低く、ヘビはあまり期待できないのでこれが見られただけでも十分ラッキー。

側溝に入り込んだのでこんな写真しか撮れませんでした

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結構臆病です。驚かせてごめんね~

一応有毒なので近づき過ぎないよう様子を見て観察。

 

さて次は?

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こちらもアマミハナサキガエル。緑色が強い個体。

ハナサキガエルは割と個体差が大きいようで、緑色が全く見られない個体もいれば、

ほとんど緑の個体もいるみたいです。

 

続いてこれもラッキー?なオットンガエル!

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奄美三大ガエルの中でも活動を始めるのが少し遅いみたいで、

一昨年は全く見られなかったし、去年も見られなかったそうです。

今年はたくさん見ることができました!

奄美三大ガエルの中では一番大きく

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いよさんの手と比べてこんな大きさです。でかいがゆえにのろいですけどね。笑

 

さて、残るはイシカワガエル。ところがイシカワガエルは逃げ足が速く、

車内から見て”あれはイシカワっぽい!”となったものは車から降りるとことごとくどこかに消え去っています。笑

一番奥まで行ってもそんなのしか見れず、少し焦りながらも引き返すと、道路にじっとしているヤツの姿がありました。

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ででーん!これがアマミイシカワガエルです。緑色に金色の斑がちりばめられています。

日本一美しいカエルと評されることも。久々の対面ですがやはり美しい~!

ちなみに「ぴょー」って鳴きます。シカみたいな声。

この個体は防御姿勢(地面に突っ伏した写真のような格好)で発見したので逃げないでいてくれました。

で、少し起き上がったなーと思うと

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すぐにジャンプして森の中に消えていきました。

イシカワガエルは防御姿勢じゃないと写真撮るのは難しそう^^;

 

帰りの道は道路横断中のハナサキガエルがわざわざ進路を変えてこちらに飛んできたりするのをかいくぐりながらの運転でした笑

ヘッドライトに映し出された勢いよくジャンプしたカエルの腹はしっかりと目に焼き付いております笑

もう一個体イシカワガエルが見れましたがスルーしておきました。

 

というわけで無事に奄美三大ガエルを一晩で制覇(これ結構すごいこと)!

リュウキュウコノハズクがめちゃくちゃ近くで見れた車もあったみたいです。

雨の中頑張った甲斐がありました!めでたしめでたし。