この季節を待っていた!

野鳥、虫などの生き物を。タカの渡りが好きです。岐阜県とか愛知県とか。

金華山のタカの渡り 2022.10.30

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10月最後の観察。今日は風が収まりのんびり観察できることを期待。願わくば真上をノスリが流れる時間があればいいのだけど。


金華山 2022年10月30日 7:00~15:10 晴れ後快晴

7時台 渡り無し

8時台 ノスリ1 ツミ3 ハイタカ東2

9時台 ノスリ6 ツミ6 ハイタカ1東2 オオタカ1 

10時台 ノスリ8 ツミ1 ハイタカ東1

11時台 ノスリ1 ツミ8 ハイタカ東3 ハイタカsp.東1

12時台 ノスリ2 ツミ3 ハイタカ1東2

13時台 ノスリ6 ツミ3 ハイタカ東1 オオタカ1

14時台 ツミ2 ハイタカ東1 

15時台 ノスリ2


合計 ノスリ26 ツミ26 オオタカ2 ハイタカ2東12 ハイタカsp.東1 計56東13


今日も寒い朝だが、風は収まり日に当たれば過ごし易い。展望台に着いた直後は恒例の小鳥探し。今日はアオジとは違う「チッ」の声に空を見上げると運よく声の主の姿が目に入った。頑張って写真を撮って確認するとクロジの♂。きっと既にたくさん渡ってきているんだろうけど、認識したのは今季初。その後も同じ声が何度か聞こえた。

8時半前後からタカが渡り始めるが、ハイタカ属が中心。ツミは朝から高く、東行きのハイタカは北側を通って行く。今日最初の真上通過はオオタカ成鳥。低く通過してくれた。最近見るオオタカは幼鳥ばっかりだったので、綺麗な成鳥が見られて嬉しい。その後、ノスリも4羽の群れでゆっくり渡る。それに負けじと?ツミも4羽の群れで現れ、あとから合流した1羽のノスリと一緒に高く流れていった。

9時半~10時半までは単発でノスリが渡っていたが、それ以外の時間はツミとハイタカが多い。写真が撮れるほど近いものはさすがに少ないが、真上に現れ先に旋回していたトビと一緒に回ったハイタカは近かった。このトビに絡んでいたけど、このハイタカは周辺で越冬するわけでもないのに絡まれたトビが少し気の毒(笑)。間近で旋回してくれてとても良かったのだけど、喉が血で赤く染まっていて、その割にそのうが膨らんでいないのが気になった。

流れていくツミを見ている時、渡る小鳥の群れが視界に入ったと思ったら、見ていたツミが急にその小鳥の群れに突撃!その後何事もなく流れて行ったので、狩りには失敗したようだけど、渡っている途中に狩りをするツミは初めて見た。あんな感じでツミやハイタカは狩りをしながら渡っているのだろう。

午後も退屈はしない程度にぽつぽつとタカが来る。午前中はまだ雲があったが、次第に快晴の空に。高く流れてくるとこれではもう見つけられない。まだ肉眼で分かる高度でやってきたタカも定点でどんどん高度を上げ、双眼鏡でも厳しい高さまで上がり、追うのに苦労した。ただ、東行きのハイタカは比較的低く来てくれて、急に現れるその姿に何度も沸いた。

結局ノスリの数が増えることはなく、タカの渡りシーズンの終わりを感じて後片付けをしていると、ノスリ2羽が上空に。この2羽も肉眼では見えない高さまでどんどん上がっていく。首が痛くなったけれど、個人的には10月最後のノスリになるので、しっかり双眼鏡で追いかけ、流れていくのを大事に見送り、観察を終えた。

数を集計するとノスリよりハイタカ属のほうが多い結果に。ツミとハイタカ両方が多いことは金華山ではそんなにないので、識別の良い練習になった。気候もちょうど良く、のんびり気分よくタカを待つことができる良い一日だった。

個人的にはこれで今シーズンのタカの渡りは一区切り。今年もたくさんタカを見送ることができて良かった。まとめはまたの機会に。

他、ヒヨドリ5、イカル30羽の群れで渡る、カワラヒワの渡りが好調。ヒバリの声も。ジョウビタキも展望台周辺に雌雄が姿を見せた。


↑ クロジ Emberiza variabilis 上空のエンベリを撮ったらクロジだった
↑ イカル Eophona personata の群れが飛び回る
↑ ハイタカ Accipiter nisus 北側を東へ向かう
↑ オオタカ Accipiter gentilis 正面で旋回していた個体が頭上を一直線。オオタカはかっこいい。
↑ ハイタカ Accipiter nisus
↑ トビ Milvus migrans に突っかかるハイタカ Accipiter nisus
↑ ジョウビタキ Phoenicurus auroreus 雌

作成者: k.akita

色々な生き物が好き。空想上の人物ですので実在しません。

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