この季節を待っていた!

野鳥、虫などの生き物を。タカの渡りが好きです。岐阜県とか愛知県とか。


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北陸地方本土で観察したアムールムシクイ 2019.4.29

アムールムシクイを初めて見たのはちょうど1年前のGW。日本海側に渡りの小鳥を探しに来た時だった。
コルリやキビタキがたくさん鳴いていて、太平洋側との違いを感じて感動しながら鳥を探していると、「フィリリリリリ」とコマドリと虫の声を足して2で割ったような声が聞こえてきた。その時はアムールムシクイの声は知らなかったのだが、どうもムシクイのような気がする、という勘と、そういえばアムールムシクイの囀りが虫みたいな声だというのをどこかで見た気がしたので、その場で確認したら正解。その時は少し粘って姿を確認したものの、藪の奥をちょろちょろしていて撮影には至らなかった。

今年の4月末、その場所を再度訪れ、車を降りるとすぐに同じ声が聞こえてきて耳を疑った。まさかの同じ場所で二年連続アムールムシクイ。これが離島なら別に驚かないのだけど、本土ではなかなか噂を聞かない鳥なので驚いた。ちなみにアムールムシクイは旧名をウスリームシクイというらしい。日本鳥学会の日本産鳥類目録第7版にでは検討種となっている。

この鳥は中国地方や九州ではそれほど珍しい鳥ではなく、毎年春には結構な個体数が通過しているようだが、しっかりと姿を見るのは難しいらしい。おかげで鮮明な写真があまりなく、外見での識別が可能かどうか、日本語のネット上では検討のしようがない。

昨年見つけた時も全然姿は見れなかったし、今回もどうせ写真は無理だろうと諦めつつ近づいて行ったら、思いのほか道端で鳴いている。少し止まって探してみたら囀っている姿があっさり見れてしまった!ここで一気に撮影モードに。多く通過する場所でもなかなか写真が撮れない鳥なので、このチャンスを逃す手はない。

アムールムシクイは基本的に人の背丈よりちょっと高いところかそれ以下の場所におり、木の上に上がることはあまりなかった。今年は道端ということと、あまり葉っぱがない(枝はあるので全身が被らず見えることはなかなかない)ところを行ったり来たりしていたので、姿を見ることは容易だった。しかし撮影となると難しく、止まっても一声囀るとすぐに枝を移ってしまうため、常にカメラをかまえていないと付いていけない。それでもドウダンツツジの茂みの中に入ったアムールムシクイを追いかけ、止まって一瞬囀るところをなんとか撮影!姿を見てから3時間くらいは粘り、そこそこの画像は残すことができた。


アムールムシクイ Phylloscopus tenellipes
↓こんな枝被りのなかで囀る。止まっていても5秒なのですぐにファインダーに入れないと撮影できない。とりあえず撮影できて安堵。とても嬉しい!

↓背面の全身写真。エゾムシクイと見比べてみた感想は後述。

↓時間をかければいくらかは撮れ、さらに抜けたところにも。

↓ごくまれに木の上で囀る。八重桜の中でも囀ってくれたけど一瞬!

↓最後の最後、日も登り明るくなったところで、比較的見やすいところで囀ってくれた。

↓ここまで鮮明な囀るアムールムシクイの写真は日本ではなかなか見られないのではないだろうか!ちょっとぶれたけどまあ許容範囲ということで。


ある程度写真が撮れていると気になるのが、エゾムシクイとの識別である。エゾムシクイとアムールムシクイは酷似しており、外見での識別はできる気がしない。少し調べると、初列風切の突出の枚数がアムールムシクイの方が少ないとか。ちょうどその後に別の公園でエゾムシクイが撮れたので、比較画像を作ってみた。


↓エゾムシクイPhylloscopus borealoides とアムールムシクイPhylloscopus tenellipes

下の個体は囀りを確認しながら撮ったので、確実にアムールムシクイである。
上の個体は「ピッ」という地鳴きのみしか聞けていないが、そうどこでも都合よくアムールムシクイがいるわけないだろうということでエゾムシクイということにした笑。

初列風切の突出を数えると、
上の個体:5~6枚?外側から数えると7枚?
下の個体:6枚?外側から数えると7枚?
となると思う。?が付いているのはいまいち数え方が良くわからないから。もしこの記事を見られて指摘事項があれば教えてください….。

羽の数え方はよくわからないが、明らかな違いはないのではないだろうか?仮に私の見方が間違っていて識別できるとしても、アムールムシクイを良い条件で観察できることがそうあることではない。

「このアムールムシクイは割と典型的な外見で、エゾムシクイの方がすこしわかりづらい個体」と教えて頂きました。エゾムシクイを普段からしっかり見ておかないといけない。なので、このくらいの好条件で撮影できれば、アムールムシクイも外見で識別できる可能性はある、と言えそうです。


そうするといよいよ識別方法は声のみとなりそう?
確実で簡単なのは囀りを聞いて識別すること。
囀りはエゾムシクイの「ヒーツーキー」とは違う、「フィリリリリ」だとか、「フィリフィリフィリ」だとか表現される声で、囀っている姿が確認できれば間違うことはない。地鳴きもエゾムシクイと識別できる程度には違うらしいので、今度観察する機会があれば注意して聞かないとなあ。エゾムシクイの地鳴きもしっかり聞いておかないと。

あ、上の個体もアムールムシクイという可能性もなくもない。ほんとうにそうだったりして笑

何にせよ、二年連続同じ場所、しかも北陸地方本土側でアムールムシクイを観察できたのは非常に幸運だった。2年連続ではまだわからないけど、毎年確実に渡来しているのであれば非常に興味深いので、ぜひ来年も観察に行きたい。

これは余談ですが、ずっと手持ちでカメラを構えて追っていたので腕と肩が非常に疲れて少し構えるだけでもプルプル腕が震え、その後見た薄暗い中でのコマドリを撮影するときはとりあえず止まれと祈るような気持ちでひたすら連写でした笑

 

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タカの渡り 北アルプスを越えるサシバ 2019.4.6

2019.4.6 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷 鍋平 8:00-14:15 快晴
サシバ13 ノスリ2 ハイタカ1

春のサシバは北アルプスを越える、というのはタカの渡りネットワークの過去の記録を見て知っていて、いつか見に行きたいなと思っていた。おそらく数は期待できないし、飛んでも近くには来ないと思っているけれど、ちょうど天気も良かったので奥飛騨まで足を伸ばした。

前日の雨のせいで車を走らせている時は靄がかかっていたが、到着すると空はすっかり快晴。初めての場所なので観察場所を少し探し、決めたところにスコープをセット。笠ヶ岳、錫杖岳の眺望がすばらしく、眺めているだけで気分が良い!風も弱く着込んでいれば快適。

どんなふうに飛んでくるかわからないのでくまなく空を見つめるが、1時間半ほど飛ばず。代わりにカラ類がにぎやかだった。最初のサシバは9時半過ぎ、急に谷の下の方から5羽が連なって現れ、頭上で旋回。数回回った後、すぐに谷に沿って上がっていった。その先は穂高だけど、戻ってこなかったのできっと越えて行ったんだろう。思っていたよりずっと近くで見れたし、初めての場所で、雪山に囲まれた場所で、春のサシバが渡るのを見れたので、5羽でこんなに喜べるとは!と自分でもびっくりするくらい嬉しかった(笑)。

幸先は良かったものの、そこから全然飛ばず。景色が良いのであまり苦にならないのが救い。時折ミソサザイのさえずりが聞こえてきたり、越冬したヒオドシチョウが飛び回ったりしていた。

昼ごろに飛ぶはずと我慢して待ち、探し続けていたら焼岳を背景に二羽のサシバが舞っているのをやっと発見!朝の5羽は頭上だったけれど、こちらはしっかり雪の焼岳を背景に見ることができた。写真は撮れなかったけれど。この2羽は一度高度を上げ、焼岳と穂高の間を越えようとしたけど失敗。もう一度もどってからぐんぐん高度をあげ、スコープでも点になるほどになってから流れて行った。

その後もぽつぽつと渡ったが、どれも高い!双眼スコープが必要かも。
数は少ないけれど、北アルプスを前にいろんな渡り方をするサシバ、雪山を背景に渡るサシバを楽しんだ。ここを通過していくサシバの多くは新潟で繁殖する個体だと思う。それならば、おそらく渡りの最後の難関がこの北アルプス越え。それに挑むサシバを見ることができるのは感慨深い。これを乗り越えることができたなら、きっと繁殖地に無事に着けるだろう!

でもなんでわざわざ北アルプスを越えるのだろうね?

鍋平の良かった点
・景色が最高
・雪山を背景に渡るサシバ
・北アルプスに挑むサシバ

気を付けなければいけない点
・天候の悪い時はどうするか
・晴れていると雪でまぶしいのでサングラスは必須
・雪焼けもするので日焼け止めも必須


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タカの渡り 岐阜県高山市 2019.3.31

2019.3.31 岐阜県高山市 9:30-10.05 曇後雪
サシバ4
他 トビ、ハシボソガラス、ミヤマホオジロ、アトリ、アオゲラ?c、コガラ、シジュウカラ、ヤマガラ

晴れ間が見えたので目をつけていた場所に下見がてら行ってみた。北アルプスは雲の中で見えない。付近の山の稜線を双眼鏡で探してもタカの姿はなく、下の方も探してみると、すでに後姿で東進する4羽のタカが目に入った。雰囲気からサシバだろうと判断。乗鞍方面が明るかったからか、そちらに向かって流れて行った。あの様子だと天気が回復するまで休憩かも?どの程度の天気なら渡れるんだろうね?観察を始めてから30分ほどで雪が降ってきたので撤収。

今年は全然平地では見なかったアトリの声や、コガラのジェージェーも聞こえて環境の違いを実感。冬鳥が多い年ならもっといろいろ見られるのかも。

来秋は天気がいいと良いなあ。時期的にサシバの春の渡りで数が見込めるのは来週が最後かも。


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ミコアイサとの簡単な駆け引き

MFではミコアイサが非常に近くで観察できる。これは本当に素晴らしいことで、冬の間はなんだかんだ足を運んでしまい、なんだかんだミコアイサの写真を撮っている。ゲーゲーいいながら首を振り上げる雄のディスプレイを見ることもできる。

下手したら5mほどで見ることができるが、警戒心がアホみたいに薄いわけではなく、近くで見るには工夫が必要である。
とても簡単な工夫なのだが、「近くで撮りたい」と言いながら特に工夫をしていない人も多い。というわけで今回はミコアイサの写真の自慢とともに僕がやっている簡単な工夫をご紹介。

①姿勢を低くする
超基本なのでどんな鳥でも使える。棒立ちよりしゃがんだり座ったりして姿勢を低くした方が近くに来てくれる。
MFは散歩の人が多いのだが、僕が座って待っていると
散歩の人が歩いてくる→離れていく
散歩の人がいなくなる→近づいてくる
と明確に立っている人がいる場合との差がわかる。いつもこの繰り返し。じーっと待っていてだんだん近づいてきてくれた時は嬉しいですよね!

②急な動きをしない
これも基本。動くならゆっくり動こう。先ほどしゃがんだ方がいいと書いたけれど、すでに鳥が近くにいるならしゃがむ動きだけで逃げる可能性が高いので、立ってても近くに来たなら変に動かない方がいい。

③潜水時に近づく
これは潜水する鳥限定。しかし「鳥から見えないところで動く」という基本は一緒。見えていなければ急な動きをしても大丈夫なので、ミコアイサが潜ったら僕はよく走っていた笑。たまに近すぎるところに浮上してきてびっくりして逃げていくけれど笑。

④三脚を池に向けて広げない笑
これはもはやネタなのだけど、三脚を池の方向にがばっと真横に広げて歩いている人がいたことがあって、それにびっくりしてカモたちがめちゃくちゃ逃げていた。三脚の脚を鳥の方に向けて動いてたら逃げます!

ミコアイサ Mergus albellus
↓姿勢を低くしていれば近づいてくる。座っている人間への恐怖よりは餌の方が優先なようだ。

↓餌がある場所が岸近くなようで、群れで近づいて来て散歩の人が来てミコアイサは離れて行って…を繰り返していた。もちろんこの時僕は座って待機。この距離でミコアイサの群れを見られるところはなかなかないのでは?

↓ミコアイサの黒い部分は緑色光沢があるけど、距離が近い&角度が良くないと見えない。MFならちょっと工夫して近づいてくるのを待てば比較的簡単に緑色光沢も見ることができる。

↓雄ばっかり撮ってしまうけど雌も撮らないとね笑

↓これは工夫というよりはタイミングが良かっただけの羽ばたき。水浴びの後に羽ばたくのであまり警戒させない方が撮れる確率は上がるか。

というわけで、いつもよりちょっと工夫してみると良い写真が撮れるかもしれないので工夫してみましょう!って話でした!


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ハジロコチドリ?ミズカキチドリ? 2018年11月 他

タカの渡りもまばらになった11月下旬、いつも行くけど最近は何もいなくなってしまった、冬期湛水をしている場所に期待せず行ってみた時のこと。薄く水が張っている場所にチドリ類がそこそこ歩いている。よく見るとコチドリに混じってそこそこの数のハジロコチドリがいる。数えたら5羽も。最近は2,3羽で見られることも多いけど、やはり単独で観察されることが多いイメージ。これだけのハジロコチドリの群れは初めて見たので感動である。


ハジロコチドリ Charadrius hiaticula
↓3羽しか写っていないけど…


これだけハジロコチドリがいるとミズカキチドリを探したくなる。ミズカキチドリがハジロコチドリの群れに混ざることがよくあることなのかどうかわからないけど。くちばしの付け根に注目してとりあえず探し、怪しい個体がいれば識別点を潰していくという感じだろうか。で、フィールドスコープを車の中でセットして見て回ると、なんと本当に怪しい個体を発見。

しかしここからが難しい。アイリングにしろ内側の水かきにしろ、相当近くで写真を撮らないと確認できない。この群れは警戒心が強いわけではなさそうだったが、水のあるところでしか採餌していなかったので、近くに水がないとそもそも可能性がない。というわけで発見した日は近くでの撮影は断念。後日覗いて運よく近くにいた時に撮ることにした。

それから1か月間、何度かこの場所に寄ってみたものの、うわさが広がっているせいか車が多かったり、近くに来なかったりしてなかなか撮影できず。やっと見て考えられる写真が撮れたのが見つけてからほぼ一ヶ月後のことだった。
早速だがその怪しい個体の写真がこちら↓


???



まずミズカキチドリの特徴と言われる、
・口角の上まで白い部分が食い込む
・黄色いアイリングがある
点については上の写真からうかがえる。また、
・内側の水かき
についても確認できるように見えなくもない。しかし、
・太く短い嘴
については疑問が残る。この個体は典型的なミズカキチドリよりは嘴が細長く見え、ハジコチ的と思う。

ここで、ハジロコチドリはちゃんと水かきが無いように写るんだろうか、と思い過去に撮った写真を見返してみた。以前愛知県で撮ったハジロコチドリの写真を見て頂きたい。


ハジロコチドリ Charadrius hiaticula



この写真を見る限り内側に水かきがあるように見えないだろうか。しかし口角もアイリングもしっかりハジロコチドリの特徴をもっている個体である。

おそらく同一個体を近くで撮った写真がこちら。↓
これを見る限り水かきは写っていないように見えるし、普通のハジロコチドリだろう。


というわけで11月に発見したこの個体は図鑑との照らし合わせでは結論が出なかった。ハジロコチドリでもなんか内側の水かきがみえるように写ることはあるという点は要注意。よく見ていると口角の上の白色部も誤差な気もしてくる笑。この二種は交雑することはあるのだろうか。

この場所のハジロコチドリの群れは最大で7羽を同時に観察。日本中でもこれだけのハジロコチドリが一度に見られることはあまりないのではないだろうか。ミズカキチドリがいなかったとしても良いものを見た!
しかし群れは年末ごろから田んぼの水が凍り、あまり見られなくなった。エリマキシギが越冬した時も2月にはいなくなったし、この場所は一冬中シギチが越冬するには厳しいようだ。近年は他のシギチはあまり入らないし、カモもいないし、もぬけの殻状態。4,5年前は何かしらいたと思うんだけど。。。


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岐阜県のシマセンニュウ 2018年9月

タカの渡りの時期の雨の日はいつもシギチを探しに行く。

この日もシギチを探して田んぼをうろうろ。この前はアカエリヒレアシシギがいたけど今日は何もいないな~と適当に流す。去年あたりから本当にシギチが少なくなった印象。大部分を占めるタカブシギが激減したのがその印象の要因だろう。近いうちにタカブシギも珍鳥になってしまいそうで心配。

シギチはいないもののノビタキはちらほら見られる。車で近づくと逃げてしまうけれど。そんな中、ノビタキのようにフライングキャッチをする小鳥が一羽。「少し大きめだしなんだか重そうな飛び方だな?」と不審に思いながらも遠目に眺める。どうせ天辺に止まるだろうと思っていたのだけれど、稲の中に隠れたのか?姿が見えなくなってしまった。

ノビタキならこんな消え方はしないはず。ゆっくり近づいてみると少し低いところに止まっていてくれたのがこの小鳥。


シマセンニュウ 幼鳥 Locustella ochotensis


これ系はあまり見たことがないので全然わからなかった笑。センニュウ系は思いつき、なら一番見れそうなシマセンニュウか?と疑ったはいいものの、色が濃い気がしてわからず。結局見たことある人に教えて頂いた。色はこんなもんらしい。背中と胸の縦斑が特徴かな。

10秒ほどじっとしていたが、すぐにもぞもぞと稲の中に潜り込んでいった。初めて見るタイプの動き方だった。これは再発見できる気がしないな~とすぐに粘るのはあきらめた笑。

シマセンニュウ、岐阜県では標識調査か落鳥等の記録のみだったそうで、野外で生きている(?)写真が撮られたのは初とのこと。標識調査では日本海側に近い飛騨地方でちらほら記録されるようだ。しかし愛知県ではそう珍しい鳥ではなく、標識調査では何回も記録されていそうなので、岐阜県もそこそこ通過しているんじゃないかと思う。記録が少ないのはやはりその潜行性からでしょう。タカの渡りの合間の鳥見で良い発見ができて幸運だった!


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2018年 タカの渡りまとめ(金華山・伊良湖岬)

タカの渡りはまだまだ続いているが、11月初旬で一区切りということで今シーズンのタカの渡りのまとめ。
下部に各観察日の日付、数、満足度(◎、〇、△、☓)を載せてあり、各日の記事にリンクしてあるので是非。再三言っているが、タカの渡り決してタカの数だけではなく、数が少なくても近い個体が多い日があったり、タカ以外でも小鳥や虫が楽しめるのも魅力。全部総合してしっかり楽しめた日は満足感も高め。写真も追加してあります。

<金華山>
・天候
そこそこ恵まれた。9月初旬は天候不順の日も多くどうなることかと思ったが、曇予報でも行ってみると晴れてタカも飛ぶという日が多く、タカの渡りを見ると決めてシーズンを過ごしている人にとっては良いシーズンになったと思う。逆に、完全に晴れる予報でないと行かないという人にとっては「あれ?晴れてるじゃん」という日もあって良い日をなかなか当てられなかったかも。

・タカ類総数
例年よりかなり多かった。サシバは200羽を超える日も多く、300羽を超える日が2日も。これは金華山ではかなり珍しい。4桁の日がないにも関わらず総数が2000羽を軽く超えた。これはタカの渡りネットに載っている限りでは初のこと。ハチクマも100羽を超える日が2日もあり、総数も例年よりかなり多い。ノスリは300羽の大台に乗った日もあり総数としては金華山歴代2位の多さ。また、東行ハイタカのピークが10月下旬と早く、こちらも総数がかなり多い数となった。特に見にくいコースに偏るという日もなく、たいていが真上を通過してくれた。例年の金華山らしからぬダイナミックな渡りが観察できた。

・他
9月の休日に良い日が当たった。9月16日,17日,22日,23日,24日とピーク時の晴れた休日は全てサシバ3ケタ。週末バーダーでもしっかり楽しめるチャンスがあった。一番カメラマンが多かった日が一番近いタカが少ない日だったけど、タカの渡りなんてこんなもん。写真だけを目的にしているとなかなか楽しめないと思う。ノスリについては特に休日に良い日があったというわけではなく、いつも通り偏りなく飛んだ印象。300羽の日はかなり迫力のある渡りだったので、あれが休日に当たっていれば楽しめる人も多く、ノスリにはまってくれる人が増えたかと思ったのだけど。

以上が今シーズンの金華山をまとめ。今年は良い日が本当に多く、しかもその多くが休日に当たったのでとても良いシーズンだった。今年の金華山のタカの渡りで楽しめなかった人はタカの渡りの観察には向いていないとすら思う笑。今年観察に見えた方が金華山のタカの渡りの観察に今後来てくだされば嬉しいけど、金華山は9月にこんなにたくさん飛ぶ場所ではないので、来年以降拍子抜けしないか今から少し心配笑。

<伊良湖岬>
2日間しか行っていないのでまとめるほどのこともないが、こちらも良い時間を過ごすことができた。10月には快晴の中、真上をさらさら流れていくサシバの群れをのんびり眺め、美しく光る翼下面を堪能できたし、11月は多くのハイタカを見ることができた。ツミとの識別の練習にもなった。伊良湖はタカの渡りファンにはたまらない場所。11月いっぱいはなかなか楽しめるようなのでまた行くかも。来年は行く回数を増やしたい。

以下各観察日の記事へのリンク。9月2日は偵察程度だったので省いてます。
9月11日 金華山 タカ類計172 ◎
9月13日 金華山 タカ類計426 ◎
9月16日 金華山 タカ類計363 ◎
9月17日 金華山 タカ類計246 ◎
9月19日 金華山 タカ類計201 〇
9月22日 金華山 タカ類計348 ◎
9月23日 金華山 タカ類計396 ◎
9月24日 金華山 タカ類計633 ◎
10月2日 伊良湖岬 タカ類計1137-9 ◎
10月7日 金華山 タカ類計268 ◎
10月8日 金華山 タカ類計73 △
10月13日 金華山 タカ類計105東2 ◎
10月14日 金華山 タカ類計170東3 ◎
10月19日 金華山 タカ類計316東5 ◎
10月20日 金華山 タカ類計187東7 ◎
10月21日 金華山 タカ類計164東4 ◎
10月27日 金華山 タカ類計67東10 〇
10月28日 金華山 タカ類計101東22 〇
11月3日 伊良湖岬 タカ類計85東31 ◎