この季節を待っていた!

野鳥、虫などの生き物を。タカの渡りが好きです。岐阜県とか愛知県とか。


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クロジ囀る山登り 2018.6.2

天気の良い休みの日はどこに行こうか考える日々。この日はおそらく梅雨入り前の最後の土日だということで、早起きしてしっかり遊びに行くことにした。

行き先は数年前から気になっていた場所。今まではなかなか重い腰が上がらなかったけど、久しぶりに歩こうということと、鳥を見る人はほぼいないので自分で探せるだろうということでこの場所に決めた。久々にザックを用意しての軽登山である。

山の方へ車を走らせ、休憩で外に出るとアカショウビンやオオルリ、アオバトが鳴いており気持ちが高まるが、目的地に近づくにつれ鳥の声が全く聞こえなくなる(笑)。ちょっと不安になりながら6時前に到着。この時間だとすっかり明るい。

早速双眼鏡とカメラをぶら下げ、ザックを背負い歩き出す。ザックだけならいいのだけど、カメラまであると結構疲れる。一昨年はこの装備で御嶽に登ったけどよくやったと思う(笑)。登山道は基本的に緩やかだがかなり久しぶりに上るので結構しんどい。おまけに早朝で4枚ほど着込んでいたのですぐに暑くなる。朝からの登山は着込むので少し面倒くさい。

歩き始めるとすぐにコルリの囀りが聞こえてくる。道の上の低い枝で鳴いているのも見えたけど、見えるところまで近づくとコルリも逃げてしまいまともには見られず。トケンも多く、ツツドリ、ホトトギス、カッコウ、ジュウイチの声が聞こえる。ホトトギスは飛びながら鳴きまわるのを目撃し、ツツドリはガスの中一瞬目の前の枯れ枝に止まったのを見た。

道端にはいろんな花が咲いていて、少し写真を撮りながら気持ちの良い森の中を歩く。


イワカガミ Schizocodon soldanelloides

↑コイワカガミという種があると思っていたけど、調べたら種としてはイワカガミが正しいようで。
コイワカガミは変種という扱いらしい。

アカモノ Gaultheria adenothrix

↑かわいい花。一見栽培種?とも思ってしまうけどちゃんと自生のようでよかった。

チゴユリ Disporum smilacinum

↑これもたくさん咲いていて歩道を彩っていた。


しばらく歩くと、大きなブナの森が現れる。それと同時に聞こえてくる「ホーイチヨチヨ」と声量のある綺麗な声。
本日の目的であるクロジ!予想通り低木で囀っているようなので、ゆっくり歩いて目を凝らすと…!


クロジ Emberiza variabilis

↑条件は悪かったけど近くで見ることができた。クロジの囀りを観察するのは初めてのことなのでとてもうれしい。声量があって良い声。


意外にクロジの個体数は多く、足を進めると道沿いでよく声が聞こえてくる。しかし道の上で囀っているのに少し近づくと隠れてしまったり、藪の向こうの低いところで囀っていたりでなかなか姿は見えない。コルリの声も非常に多いのだが、こちらも全然姿が見えない。
そんな中、近くの木から「じゅういっちー!!」と大声。かなり近くから聞こえてくるので探したら簡単に見つけることができた。


ジュウイチ Cuculus fugax


↑逆光だけどこの距離でジュウイチの囀りを見れるなんて!全身を使って囀っていて、あの大声にも納得。


コルリとクロジを数えつつ、行けるところまで足を進めるが、やはりどちらも全然姿が見えない。すぐ近くで鳴いているのに!ある程度まで行くと森がなくなったので引き返すことに。この道中でコルリ21、クロジ8を数えた。結構いるもんだ。

ここまで来る前には「まあ声が堪能できたらいいや」程度の気持ちで来たけど、こんなに近くでたくさん囀っていると欲が出る。帰り道も注意深くクロジの声に耳を傾けながら進む。

明らかに道の上で囀っているのを聞き、ゆっくり近づくと30m程で警戒して降りてしまう個体に悪態を付きながら(笑)、半分ほど戻ったところでものすごく近くからクロジの囀り。どうも少し下の、藪の向こうで囀っている模様。そーっと覗き込むと、目の前の低木に止まっているではないか!

当然クロジもこちらに気づき、しばらく沈黙が訪れる。頼むから囀りを再開してくれ…!と念じながらカメラを構えて息を殺して待つ。この間数秒、とても長い時間に感じながら、再び囀りだしたのを見聞きした時は震えた!当然余裕もなく必死に連写。飛び去ってから安堵の深呼吸。よかった~~!!


クロジ Emberiza variabilis


↑緑の中でのクロジの囀りが至近距離で!もっと理想的なシーンはいくらでも浮かぶけど、こんな距離で撮れたことでひとまず十分。緑とクロジの灰色がかった黒の組み合わせはとっても美しい!


十分すぎる成果を得たので満足して帰路に付くことにする。車に戻るまでにもう1個体のクロジを視認したけど、こちらはすぐに隠れてしまった。10時くらいだったけど、昼近くになっても案外見ることができる。

道を下っていくと、進行方向の枯れ木に鳴きながら飛んでいたホトトギスが止まる。少し遠かったけどこちらも写真を撮ることができた。朝のツツドリといいジュウイチといいこのホトトギスといい、この場所はトケンがとても見やすい場所なのかも。そういえば真上で鳴いているホトトギスにツツドリがブチ切れて襲いかかっているのも見た(笑)。ツツドリは「ぽぽぽぽ」をアレンジした叫び声みたいな強烈な声を出していた。


ホトトギス Cuculus poliocephalus


ちょっと膝が痛くなったけど無事に車まで到着。しかし下界に戻るにはまだ早いので、周辺を車で散策してみることに。コルリは相変わらず多く、クロジの声もちらほら聞こえる。道端でクロジの声がしたので覗き込んで探すと見える場所で囀っている。今日は運が良い。しっかり写真も撮らせてくれた。


クロジ Emberiza variabilis

↑これで今日はクロジに関しては4個体の写真を撮った。こんなに見易い鳥だったのか?


予想以上にクロジを堪能することができた。非常に満足である。また来年も来れたらいいなあと思える場所だった。なにより、ブナ林の中を歩くのは凄く気分が良い。

その後はゆっくり車で帰り道をゆく。まだまだ山の中なので油断できない。そういえば、山の方はスミナガシが見れる時期だよな、まだ昼前だし道端に降りていないかなと考えながら車を走らせていたら、道路上に2頭のタテハチョウを発見。片方はイチモンジチョウで、もう片方は噂をしていたスミナガシだった!出来すぎ!

このスミナガシは逃げない個体だったのでじっくり撮らせてもらっていたら川から「ケッケッ」と声がする。聞いたことない声だったけど、この場所でこの声は間違いなくあれでしょう、と少し眺めていたら案の方白黒の鳥が川を横切った!


スミナガシ Dichorragia nesimachus


↑青緑に輝く表、ギザギザの白線がかっこいい裏、赤い口吻、何を取っても素晴らしいチョウ。午前中は降りてきて動物の死骸や糞に集まり、午後は尾根部等高い場所でテリトリーを張るので、見やすいのは午前中。この時はシミがある乾いたアスファルトに口吻を伸ばしていたけど、動物の尿かなにかかな?

ヤマセミ Megaceryle lugubris

↑川を横切った鳥はこれ。久しぶりに見たなあ!これもとても嬉しい。


これでやっとお昼。盛りだくさんの午前中だった。車の中でご飯を食べて少し休憩して、最後に帰り道にある気になる場所に寄ってから帰ることにする。休憩中も時折アカショウビンの声がしていた。

寄り道の場所に到着。以前アカショウビンが鳴いていた場所で、声はするけどやっぱり姿は見えない。でもサンコウチョウの♂が近くに来てくれた。写真は相変わらず撮れないけど。2時間くらい粘ったけどダメでした。それでもいろいろ生き物を見ていると完全に成果がないということはあまりなく、代わりに嬉しい収穫があった!


シマヘビ Elaphe quadrivirgata

↑カエルが多い場所なのでそれを狙ってきたんだろう。ヘビはいい写真になりやすい。

ウラクロシジミ Iratsume orsedice


↑表が純白で美しい、憧れのシジミチョウ!ウラギンシジミの雌かと思い一応双眼鏡で確認したら様子がおかしかったので近づいて撮影。なかなか開翅をしてくれない種類だと思うけど、表もしっかり見せてくれてとても嬉しかった。

ハンミョウ Cicindela japonica


↑たくさん。赤いのと青いの。


もう生き物充すぎてうはうはになりながらやっと帰路に。こんな日がないとやっていけない!良い日だったなあ。やっぱり、外に出て歩くのが色んな生き物を見るコツだと思う。歩きたいのはやまやまだけど、この年にして膝が悪いのでほどほどにしないと…。これからは歩く回数を増やして、筋肉もつけて長く歩けるように鍛えていこうっと。

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タマシギ、水面に卵を産む 2018.5.6

本日放送の「ダーウィンが来た!」で取り上げられたタマシギ。
♂が地味で♀が派手なこの鳥の繁殖形式は一妻多夫。♀が卵を産み、抱卵から育雛までは全て♂の担当。
田んぼには広く浅く生息しているような感じで、割と内陸のほうでも見る。過去には岐阜県垂井町で見たこともあったかな。
今回はタマシギのペアのちょっと変な行動?を観察したので紹介。

タマシギを5月上旬に田んぼで発見し、今年も来たな~、雌雄でいるな~と軽く写真を撮影。
近づいてくる気配がなさそうだったのですぐに撤収した。


タマシギ Rostratula benghalensis のペア
↓最初は田んぼの真ん中より少し奥で。距離もあったので証拠写真だけを撮って退散した。


他のシギチを探して一通り田んぼを回った後、帰り道だったので再度タマシギを見つけた場所に寄ると…
♀の足元に何かある。よく見ると卵…!?
巣材が積み上げてある様子はないし、水の溜まった田んぼにそのまま産卵してしまったようだ。
見ていると、♀が一羽で巣材を集めるような行動(ケリの巣作りと同じで周囲の巣材になりそうなものをとりあえずその場で集める)をしていたが、巣材になりそうな目立ったものはないし、水に浸かってしまっているし、時すでに遅し。
それにしてもどうしてこんなことになっているのだろうか…?


↓派手な♀の足元に注目。卵が一つ産み落とされていた。♀は卵を守るように少し姿勢を低くして巣材を集めようとしていた?けれど…。♂は知らん顔だった。


こうなった理由を素人なりにいくつか考えてみた。

①まず、卵を産むということは準備ができていたということ。つまり巣ができている状態でないと、その状態にならないとすれば、どこかに作ってあった巣が営農活動等で壊され、体内にためておくこともできずそのまま産んでしまった。

②前回交尾した♂が死亡し、♂が変わった。それに応じて前♂との交尾で受精した卵を排出した。一妻多夫のタマシギでこんなことをする必要があるのかはわからない。前♂が死亡していたとしても、次の♂がいるなら巣作りが間に合えば一緒に産めばいい気もするし、これも産卵準備ができているのに巣がなかったことが原因か。

③こちらに警戒して普段とは違う行動を取った。とすると最初に見つけた時が引き金になったと言えるが、巣に座っているわけではなく、車内から、20mほどの距離、1~2分の観察時間だったため、これが引き金になっていたら申し訳ないと思うと同時にどうしようもないな、と思う。タマシギを見つけると同時に退散しないと…笑。

こんなものだろうか。僕としては自分が引き金になったのではなく、巣がなかったことが原因であってほしいと思う。でないと今後タマシギの観察なんてできなくなるし、二羽で写っている写真全てに疑念を抱かなくてはいけなくなってしまう。自分が原因でないかと考えることは大事だけれど。

そういえば、鳥の卵は産めなければ体内に吸収されてしまうとどこかで見たような気がするけど、それならこの♀の卵は吸収できないほど殻まで出来上がっていたと考えられるので、やっぱり巣が直前に壊れたことが原因ではないかなあ。

真相はわからないけれど、こんなこともあるんだ、と思ったタマシギの観察だった。


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日本海側の春のハチクマの渡り 2018.5.20 +まとめ

満を持して観察に行ったのですが見事に空振りました。

福井県敦賀市 2018年5月19日 8:00-14:30 晴
渡り認めず。

他の観察地を見ても1ケタの渡りだったので、ハチクマの渡りはこれで終わりのよう。先週がピークだったみたい。先週の場所に繋がるルートを確定させたかったが、来年に持ち越しか。思っていたより飛ぶ時期が短いので休みに合うか不安。

さて、今期は初めてハチクマの春の渡りを観察し、十分な成果を得ることができた。
福井県を少なくとも2-3000羽のハチクマが通過しているものではないかと推測している。

なぜ今まで明らかにされていなかったのか不思議でしょうがない(個人的にたくさん飛ぶ場所を知っている人はいると思うけど)。太平洋側では3ケタの渡りがまず見られないことからも、春のハチクマは渡りルートが極端に集中していることが改めて確認できた。

そして非常に僕は焦っている。極端に集中する渡りルート上に風力発電施設ができたらどうなるか。もしハチクマの渡りルートを知らなかったとしたら、風力発電の計画がルート上に上がっても、5月全日のアセスを指示することすらできない。まあ本当にルート上にそんな計画が上がったら、アセスなどやらずに即中止にしなければならないと思うけど。そのくらい日本のハチクマにとって大事な場所である。というかノスリとサシバも通ってるんじゃないかなあ。

と、言うわけで福井県における渡りルートの解明が急務となった。来年もやります。
日本のハチクマを守る気がある方、手伝って~(笑)


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日本海側の春のハチクマの渡り 2018.5.12

ハチクマの渡りの観察場所の下見がてらどこかで見てみるか、と知り合いを誘って3人で福井県へ。かなりの数が飛んでびっくり。

福井県敦賀市池河内 2018年5月12日 6:30-16:00 晴時々曇
6時台 ハチクマ3
7時台 ハチクマ3
8時台 ハチクマ44 ツミ1
9時台 ハチクマ189 ツミ1
10時台 ハチクマ165
11時台 ハチクマ41 ノスリ1 ツミ1
12時台 ハチクマ87
13時台 ハチクマ118 ツミ1
14時台 ハチクマ166 ツミ1
15時台 ハチクマ29 ツミ2
合計 ハチクマ845 ノスリ1 ツミ7  タカ類計853

山に挟まれており視野は比較的狭く南北に1km程の場所だが、全く予想外の数が飛んだ。この場所で1日見る予定でも無かったし、数十羽程度は見れるだろう、と考えていただけだったため、かなり驚いている。3人でカウントできて助かった。ありがとうございました。 8時から終了まで休みなく頭上、北、南と連続してやってきた。2,30羽が一気に来ることもしばしば。最大の群れは54羽の群れで、真上を通ってタカ柱になった。渡去方向は東から東北東。北東に真っ直ぐ行くことはなかった。雌もかなり目立ち、この日がピークだったかもしれない。視野が狭い場所で上を通過するハチクマをカウントしただけでこの数だったため、視野が広い場所で観察すれば1000羽は軽く超えていたと思う。春もこんなにたくさんのハチクマが1日に通過することに驚くばかり。春のハチクマの醍醐味である綺麗な模様も十分に楽しめた。
ただ、常に上を見上げているので首が痛くなり、高いものや遠くの個体を数える時間が長く、日に当たる時間も長かったためめちゃくちゃ疲れた(笑)。16時で観察を終了したが、本当は18時までは飛んでいるので見たいところ。体力ないので無理だけど。また、周囲の山々の一番低いところから空を見上げる場所で、見渡せる場所で見ているわけではないし、上、南側遠くを通るハチクマをひたすらチェックするので写真が撮りやすい場所ではない。遠くのつぶつぶを数えるのはとても苦労した。
ハチクマのこの規模の渡りは見たことが無かったので興奮しっぱなし。「すごいすごい」と言い続けていた観察だった。

この結果から考えていることが2つ。
・福井県におけるハチクマの渡りのメインルート
→運よく土曜日であったため、他地点で観察している方が複数みえた。状況から察するに、メインルートは確定させることができそうだが、日によって変わる可能性もある。追って観察を続けたい。

・広島を通っていないハチクマが多数福井県を通過している可能性
→韓国から直接島根や鳥取、京都の本土に渡来したり、隠岐経由で本土に渡来しているのではないか。これについては観察地点を新しく設けるのが一番確実だが、海を渡るための所要時間から考察もできそう。

それにしてもすごい渡りだったなあ。これだからタカの渡りは面白い。


ハチクマ Pernis ptilorhyncus のタカ柱

↑動画で見た福江島のハチクマのようにゆっくりと渦巻いていた。感動でした。



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日本海側の春のハチクマの渡り 2018.5.11

今年こそは日本海側をどのくらいのハチクマが通っているのか調べてやろう、と思っていたので福井県へ。
数はそこそこでした。もう少し飛ぶと思っていたけど(笑)

福井県某所 2018年5月11日 7:30-16:15 晴
8時台 ハチクマ13 サシバ2 ツミ6
9時台 ハチクマ14 ツミ4
10時台 ハチクマ31 ノスリ1 ツミ1
11時台 ハチクマ62 ツミ3
12時台 ハチクマ5 ツミ1
13時台 ツミ6
14時台 ハチクマ5 ツミ1
15時台 ハチクマ4 オオタカ1 ツミ1
合計 ハチクマ134 サシバ2 ノスリ1 ツミ23 オオタカ1 

朝早くは北側遠くに。日が昇ると南側はるか遠くや頭上高いところを通るようになった。数の割に全然見た気のしない観察だったが、どこを通っているのか、この場所から見える範囲ではわかったので収穫有。何より、青空の下でタカの渡りを見ることができるのが最高だった。
ツミが多いのは面白い。


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囀るコマドリを求めて 2018.5.1

前から気になっていた場所へコマドリを求めて行ってきた。
世間はGWで遠征に行く人も多いようだが、僕は天気や体力を見て直前に予定を決めることが多いため、特に遠征を組んだりはしていなかった。三宅島とか九州とか、行きたい場所はたくさんあるのだけど、どうも重い腰が上がらない。
そこでコマドリに白羽の矢が立った。すでに繁殖地には到着していて、囀りもよく聞ける時期だろう。繁殖地までは遠いが、日帰りで行けなくもない。前日の夜19時には布団に入り、超早起きで車を走らせ現地へ。

途中、休憩で車の外に出ると思いのほか寒く、ライトダウンを引っ張り出して着込み、ズボンもカッパを上に履いて二枚重ねにした。

AM4時半ごろ、まだ目的地までは30分以上かかりそうだったが、空が明るくなってきたので車の窓を開けて走る。すると早速コマドリのさえずりが聞こえてきた。コルリのさえずりも聞こえる。近くで囀っていたのでここで探したくなるのをこらえ、目的地まで走る。寒さを心配していたが着込んだおかげでそこまででもなかった。
薄暗い山の中の道路ではヤマドリによく出会った。♀1、♂1、♂♀1の順。朝は道路によく出るのだろうか?他にカモシカが2頭。どちらもガードレールの外にいた。

到着するとすっかり双眼鏡で鳥が確認できる明るさに。道中に囀りを聞いたコマドリは10個体を超えた。目的地でも期待通りコマドリの囀りが響いていた。木の上で囀っているので、双眼鏡で探すと簡単に見つかった。ただ距離は遠い。気の天辺で囀るコマドリは4個体目視、囀りはここでも10個体は聞いたので、道中を合わせ20個体以上のコマドリがいたことに。この時期に来たのは初めてだったが、結構いるんだなあ。


コマドリ Erithacus akahige

↑最初に見つけた個体。谷の木の天辺で囀っていたので目線で見ることができたけどトリミングしてこの大きさ(笑)


↑次は道沿いの木の上から声が聞こえたので見上げて探すと発見。


↑もう1個体も見上げだし遠い。高らかに囀っていた。

コマドリと言えば林内の低木で囀るイメージが強いと思うのだけど、ここのは天辺で囀っていた。
他の繁殖地はどうなんだろう?


コマドリは姿も見れたし声も堪能したし一応の目的は達成。
ただやはりもうちょっと近くで見たいところ。十分明るくなってしまったが、来た道を戻り探すことにする。
この往復が結構面白くて、いろいろな鳥を見ることができた。ちょっと残念な出会いもあったけど…
特にうれしかったのがコルリ。道端で囀っており、車の中から撮影することができた。


アオバト Treron sieboldii

↑道沿いの木に止まっていた。

コガラ Poecile montanus

↑下のヒガラと混群を作っていた。まだ繁殖って感じではなさそう?

ヒガラ Periparus ater

コルリ Luscinia cyane


↑想定外!鳴いているだろうと思ったけどこの距離で見られるとは!青と白がとても綺麗。コルリの囀りは全身を使って囀っている感じが伝わってきて好き。

ソウシチョウ Leiothrix lutea

↑合いたくない鳥を見つけてしまった。特定外来種なので飼ったりするのは禁止。こんな標高の高いところで見ると野生化してしっかり移動しているんだなあと感心もする。2羽で行動しており、ウグイスの地鳴きを濁らせたような声で鳴いていた。


肝心のコマドリは日が高くなったからか声が下の方から単発でするのみだった。諦めて最初の場所でもう一度探そうと戻っていたら、今までの梢から聞こえていた距離とは違う、近距離から強烈な「ヒンカララララ」が聞こえてきた!車を停めて血眼で探すと、低木の横枝に止まり囀る姿が目に入った。正直近くで見られる期待はしていなかったので興奮してカメラのシャッターを押す。ほんの1分ほどだったと思うが、素晴らしい光景だった。この個体は沢沿いに移動しているようで、その後下流や上流をに移動している様子が見てとれた。この場所には二度と来なかったけど(笑)。


コマドリ Erithacus akahige



↑コマドリのイメージ通りの低木で囀っていた。至近距離で聞く囀りは強烈。尾羽を開いて囀るのも見ることができた。この時の動きはなんか独特。


これでかなり満足。時間もあるので林内を少し歩いてみることにする。
すると今度は藪の中からコマドリの囀り。これは1,2分ごとの単発で、早朝のように鳴き続けることはない。
待ってみてもなかなか出てこなかったが、最後に一瞬、見える場所にひょこっと現れ、こちらに気づいてフリーズしてから飛び去って行った。


コマドリ Erithacus akahige

↑藪からひょこっと現れた。なんかおる…と思われただろう(笑)

この個体を見たのは、早朝に天辺で囀っていた個体のソングポストの下付近。最初にあげた写真の3枚目の個体。日が昇り天辺で囀る個体がいなくなり、それが藪の中で囀っているのだろうか?他の箇所でも、日が高くなると天辺では囀らなくなり、下の方から声が聞こえていた。とするとこの写真と天辺3枚目は同じ個体を写した可能性が高い。


十分満足できる成果を上げることができたので昼前に切り上げ。朝は寒かったものの、昼にはさわやかな素晴らしい雰囲気で気分がとてもよかった。コマドリの囀りもたくさん聞けるし、また来年も行きたいな~。

<確認した鳥>
ヤマドリ雌雄2、コマドリ20+、コルリ10+、エゾムシクイ、センダイムシクイ、メボソムシクイ、キビタキ2、ヒガラ、コガラ、エナガ、ゴジュウカラ、コゲラ、アカゲラ、カケス、ビンズイ、ウグイス、ヤブサメ、アオジ、ホオジロ、ミソサザイ、ノスリ、キセキレイ、ハシブトガラス、イワツバメ、ツツドリ、アオバト、ソウシチョウ
番外:ニホンカモシカ2、ニホンザル1

エゾ、センダイムシクイは無数にいた。メボソはぽつぽつ。キビタキとオオルリがほとんど見られなかったのが面白い。しっかり繁殖しているはずだけど。標高の高い場所にはこれから渡ってくるのかな。


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タカの渡り サシバのルート探索(愛知県豊明市) 2018.4.1

サシバのルート探索へ行きました。

二村山(愛知県豊明市) 2018年4月1日 9:15-11:00 晴
渡り認めず。

渡らないノスリが近くで見れたのみ。カラスが遠くでソアリングしていてややこしい。
ここで見てみた理由は、奈良を通ったサシバがもしかしたら伊勢湾を突っ切らずに陸伝いに静岡まで渡っているのではとの仮定のもと。速報のコメントを見て飛ぶなら午前中と思ったけど、一羽も飛ばなかった。
したがって考えられるのは
・やはり伊勢湾を突っ切っている
・奈良から4~5時間で濃尾平野を渡りきってしまうため昨日のうちに渡った
・養老山脈から平野に出ずに北上
・名古屋市を北東へ
等々だろうか。どこから潰していこうか。悩ましい。